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ネキシウムとセトラキサートの効果|ダンピング症候群

ネキシウムとセトラキサートは、どちらも胃の薬です。
ただし作用機序は異なります。
ネキシウムはPPI (プロトポンプ阻害薬)という薬です。
胃酸を分泌させるプロトポンプという部分を阻害することで、胃の壁細胞から胃酸が分泌されるのをストップさせる効果があります。

胃酸が分泌されるには、体内からのシグナル(アセチルコリン・ヒスタミン・ガストリンなど)を受け取る必要があります。
これらの物質はいったんプロトポンプという場所に集められます。
そして、このプロトポンプが胃酸の分泌を行います。
ネキシウムの有効成分はそのプロトポンプの働きを阻害してしまうことで、胃酸の分泌を減らして逆流性食道炎や消化性潰瘍などの症状を抑えます。

一方、セトラキサートは胃を守る粘液を増やしたり、胃粘膜の血流を良くして胃酸から胃を守る機能を高める防御因子増強剤に分類されています。
胃炎や胃潰瘍の薬としてよく使われます。
また、鎮痛薬を使うとその成分のせいで胃が荒れることがあるので、それを予防するために一緒に使われることもあります。

胃に関するトラブルのひとつに、ダンピング症候群があります。
胃切除の手術を行った後に、血管運動性症状や腹部症状などの機能障害が起こります。
胃切除を受けた患者の15~30%に起こると言われています。

ダンピングは墜落するという意味で、食べたものが胃の中にとどまらずに一気に腸に落ちてしまうことを指します。
これによって血糖値の変動、各種ホルモンの分泌によって様々な症状が起こります。

血管運動性では、倦怠感、冷や汗、同期顔面蒼白などが起こります。
腹部症状では、下痢、嘔吐、腹痛、腹部膨満感などが起こることがおおいです。
食事中~食後30分以内に起こるのが早期型で、食後2~3時間経過してから起こるのが後期型ですが、区別がつかないこともあります。